2019年10月13日、『フォートナイト』シーズン10の最終イベントとして開催された「The End(ジ・エンド)」。島全体がブラックホールに吸い込まれ、プレイヤーも真っ暗な画面のままプレイできなくなりました。この状態は36時間以上続き、配信プラットフォーム全体で700万人以上の視聴者を集めた伝説的なゲームイ
2019年10月13日、『フォートナイト』シーズン10の最終イベントとして開催された「The End(ジ・エンド)」。島全体がブラックホールに吸い込まれ、プレイヤーも真っ暗な画面のままプレイできなくなりました。この状態は36時間以上続き、配信プラットフォーム全体で700万人以上の視聴者を集めた伝説的なゲームイベントです。
何が起きたのか




このイベントはシーズン10の終わりを告げるための演出でした。隕石が落下し、島が爆発する劇的なシーン、そしてプレイヤーがブラックホールに吸い込まれるというストーリーを通じて、ゲームの世界が終焉を迎えようとしていることが表現されたのです。
ブラックホール画面が続いた36時間
プレイできない状態は米東部時間10月13日から10月15日午前4時ごろまで続きました。この間、プレイヤーたちが見ることができたのは、ほぼ真っ暗な画面にブラックホールが脈打つ映像だけです。


また、フォートナイトの公式Twitterアカウントも同期していました。過去の投稿をすべて削除し、アイコンを黒くした上で、ブラックホールのライブ映像を固定表示したのです。公式からの説明はなく、沈黙のままブラックホール映像が流れ続けました。プレイヤーたちはこの沈黙と映像だけから、何かが起ころうとしていることを読み取らなければなりませんでした。


隠されたミニゲームとコナミコマンド
ブラックホール画面の中には、ゲーム制作者たちの遊び心が隠されていました。プレイヤーの一部が気づいたのは、コナミコマンド(上上下下左右左右BA)を入力するとミニゲームが遊べるということです。


このミニゲームは、何もできないブラックホール画面の中で、プレイヤーに一種の「楽しみ」を与えました。36時間という長い時間を待つ間に、このイースターエッグを発見することで、制作者とプレイヤーの間に一種の共犯関係が生まれたような感覚を多くのプレイヤーが感じたのです。
配信プラットフォームを制覇した視聴現象
| プラットフォーム | 視聴規模 |
|---|---|
| 総視聴者 | 700万人以上 |
| Twitch | 同時視聴者170万人(単一ゲームカテゴリーの同時視聴記録) |
| 総視聴回数4280万回、最大同時視聴140万人 | |
| YouTube | 最大同時視聴430万人 |
ジ・エンドイベントが驚異的だった理由の一つは、その視聴規模です。ブラックホール画面というまさに「何もない」ものを、これだけの人数が同時に「見守る」という現象が起きました。


このイベントを見守っていた視聴者たちの中には、フォートナイトのプレイヤーだけでなく、ゲーム文化に興味を持つ一般視聴者も含まれていました。「何が起きるのか」という期待感と、公式からの沈黙のみという演出が、人々の好奇心をかき立てました。
チャプター2の幕開けと新しい世界
米東部時間10月15日午前4時ごろ、ブラックホール画面は終焉を迎えます。新マップのチャプター2が公開され、ゲームの世界は一変しました。


チャプター2の公開は、シネマティックトレーラーとともになされました。ジ・エンドというシーズン10の終焉から、まったく新しい章へのシームレスな移行。プレイヤーたちが36時間待った結果、目にしたのは完全に生まれ変わったフォートナイトの世界だったのです。


日本のプレイヤーへの影響と混乱
日本では、AUTOMATONやファミ通がイベント以降のプレイ不可状態を報じました。日本時間では10月14日からブラックホール状態が始まったため、日本のプレイヤーも同じく影響を受けました。
状況が分からないまま、突然ゲームがプレイできなくなったという経験は、日本のプレイヤーの間にも戸惑いをもたらしたと伝えられています。公式からの説明がない中、Twitter(当時)や配信プラットフォームを通じて、少しずつ情報が共有されていきました。プレイヤーたちはアイテムやゲーム内通貨が保持されているという確認情報を頼りに、36時間以上の待機に耐えたのです。


まとめ
フォートナイトの「ジ・エンド」イベントは、単なるゲームのシーズン終了ではなく、オンラインゲーム文化の一つのターニングポイントとなりました。36時間以上プレイできない状況を意図的に作り出し、その間に全世界で700万人以上が「何もない画面」を見守るという経験が生まれたのです。
このイベントが象徴するのは、ゲーム内のライブイベントが、もはやゲーム内だけの出来事ではなく、複数の配信プラットフォーム、SNS、そして現実のコミュニティを巻き込んだ大規模な文化現象になりうるということです。公式の沈黙、隠されたミニゲーム、そして完全に新しいマップへの移行——これらすべてが、ゲーム体験をストーリーテリングの一部として機能させました。
チャプター2の開始により、フォートナイトの世界は生まれ変わりました。ブラックホールという「終わり」を経験したプレイヤーたちが、新しい世界での冒険を開始するという演出は、ゲームとエンターテインメントの融合を示した例として、今なお語り継がれているのです。
参考にした情報源
- WAFB (AP): 36 hours later, new Fortnite map emerges from black hole
- NPR: Fortnite Unveils New Chapter After 2-Day Black Hole Shutdown
- Pocket Gamer.biz: Fortnite’s The End event was viewed by seven million people live
- Kotaku: There’s A Konami Code In Fortnite’s Black Hole
- AUTOMATON: 『フォートナイト』がプレイ不能状態に(2019-10-15)
- ファミ通: フォートナイト関連ニュース(2019-10-14)
本記事は上記の公開情報をもとに構成しています。会話部分は解説のための演出です。
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